此の世界に焼き付けられた
僕の影
は
忠実に動く

誰の為なのか、僕には解らない
夜になれば、彼は眠るのだと思っていた
時々現れては昼間と同じ様に
よく働く

誰の為なのか、僕には解らない


僕が、彼の何を知っていると言えば
確かに此の世界のヒトだと、言うこと
だけ

僕は、と言えば

彼に従って
生かされているだけ

僕は此の世界に
生かされているだけ









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