忘れられた記憶の
其の向こう側

小さな幸せの痕

薄っぺらい硝子の壁は
冷やりと建って

錆付いた鍵

寂び付いた穴開く
空想の物語の入り口


私は握り緊めて


走り続ける時間を眺める


もう何処にも行かない





私は握り緊めて
もう何処にも行かない


此処が終わりだから


きっと









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