縋る物は人の情けで
愛情に似た温もりで
若しかしたらそれは
愛情に似せた温もりで
必死に噛む付く私は
何かを願う事を恐れ
何かを望む事を恐れ
何かに求められる事を恐れ
何かを忘れるのを恐れ
何かを忘れていくのを恐れ
何かを失ってしまうことを恐れ
新しい何かを得る事を恐れ
幾時も何時も恐れ
一重の共鳴
麻酔に締め付けられる
如何して
私に道は拡がらないの


温もり何て如何様
嘘めいた感情
御情けに依存


只管に縋り付く温もり


どんなに抱き締めたって
霞んで逝くばかり


どんなに抱き締めたって
夢から醒めてしまう



残されるのは如何したって
虚ろう感情、私孤独









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