鮮明に覚えているのは 記憶の断片 如何ぞ御忘れに成って 寝初む夜、月明かり許 御堪能されませう 薄壁の向うの、現実世界 此方側、夢見世界 如何ぞ御忘れに成って 元の夜に御帰りに成るですから 如何ぞ御忘れに成って 戻れぬ、抜け出せぬ 心地は泡沫温もり 御忘れに成って下さいまし 逝く先全てが闇路暗弱 其れでも宜しいのでしたら 如何か御連れに成って 我が手を選んで 逝く先に御伴に参ります 逝く先に御伴に参ります 如何か、如何か